あかりの電車図鑑.12
今晩は、雪城あかりです。
いよいよ7月も明日でおしまい、金曜日からは8月に入っちゃうけど、この先ますます暑さが厳しくなるんだって、熱中症や日射病にならないように、体調管理には十分注意して夏を楽しんでね。
それじゃあ、今日も「あかりの電車図鑑」のコーナー行っちゃうよ。
今日紹介する電車は、JR東海の快速近郊型気動車、キハ75形だよ。
キハ75形気動車は、キハ85系特急気動車と同じ英国カミンズ社製の高出力エンジンを装備した気動車で、伊勢神宮式年遷宮が行われた平成5年夏のダイヤ改正から「快速みえ」に投入されたの。
最初は、既存のキハ58+65系気動車による、快速みえ号の運用を置き換えるかたちで運用を開始したんだけど、当時製造された編成が少なかったから1列車2両編成での運用が限度だったの。
でもね、修学旅行とかのシーズンになると増結しなくちゃならなくて、すぐに車両不足に陥っちゃったの、でもその穴を埋める形で、パワーアップ改造を施したキハ58+65系気動車の快速みえ号が活躍していたの。
(ちなみに、キハ75形気動車は、ステンレス製車体なんだよ。)
ここで、キハ75形気動車の車内を少し紹介しちゃうね。
車内は、オール転換クロスシートを装備していて、停車駅や旅行の案内を表示する電光掲示板と列車電話も装備しているんだよ。
でもね、側扉付近に指定席と自由席を仕切るための仕切りがあるんだよ。
そして、外観は、正面両サイドに行き先、列車種別表示幕を装備していて、側面は両開きの扉が3箇所あるんだけど、このデザインのもとになった電車が居るんだよ。
それはね、近鉄5200系電車なの、両方の電車を並べても分からないけど、ちゃんと共通点があるんだよ。
1.側扉が片側3箇所あること。
2.貫通扉の窓が大型窓ってこと。
3.車内が転換クロスシートって事。
4.連結器が全自動式密着連結器ってこと。
ちなみにJR西日本の221系電車は、5200系電車を元に製造された電車だから、JR東海も5200系電車をもとに、この気動車を製造したのかも。
話がそれちゃったけど、キハ75形気動車の話に戻すね。
長い間、2両固定6編成で、快速みえ号や関西線の普通として活躍してきたキハ75形気動車にも、平成11年に待望の増備車が登場したんだよ。
車体とエンジンは、同じなんだけど、貫通扉上部に前照灯が取り付けられたことと、ワンマン運転に対応した装備が取り付けられたことなの。
そして、形式番台も装備ごとに分けられているんだけど、配置区は名古屋車両所に集中配置されているの。
それじゃあ、キハ75形気動車の運転区間と形式番台を教えちゃうね。
キハ75形0番台 名古屋―鳥羽間の快速みえ号と武豊線直通の区間快速
キハ75形200番台 名古屋―鳥羽間の快速みえ号と武豊線直通の区間快速
キハ75形400番台 武豊線内のワンマン列車と名古屋駅直通の区間快速、時々だけど、快速みえ号の増結にも使用されているよ。
昔は、名古屋―奈良間の「急行かすが」にも使用されていた編成がいたんだけど、今は共通運用をされているよ。
それじゃあ、今日は、キハ75形200番台が充当されていた快速みえ号の写真を載せるね。
撮影場所は、名古屋駅だよ。
ああ、キハ75形気動車に乗りたいよー、そうだ、お兄ちゃんに土曜日に乗せてもらえるように頼んでみよっと。
それじゃあ、お相手は、雪城あかりでした。